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施術のあれこれ

施術のあれこれ

Aさん73歳(松山市在住・男性)
このような状態の患者様に

転倒による腰部外傷を原因とする右下肢の坐骨神経痛は、その症状の出現範囲と程度が著しく、日常的な運動にも疼痛が現れます。疼痛・痺れの範囲は罹患下肢全域に及び、特に大腿部は顕著な状態です。糖尿病との付き合いも長く、一方では腰部脊柱管狭窄症による間欠性跛行の症状が現れてきており、今後はその症状が歩行に困難を生じる場合があります。更に今後はますます歩行機会が減り、下肢の筋委縮が進むと予想され、筋萎縮・拘縮を最小限に抑えるためのセルフトレーニングの指導なども不可欠となります。傷病名は糖尿病性末梢神経障害・腰部脊柱管狭窄症・肩関節周囲炎など。

このような治療をしています

右側坐骨神経の興奮抑制を目的に、圧迫中心の施術を行っています。しかし、その過敏すぎる感覚ゆえに、極めて弱刺激の圧迫にとどまり、効果出現には時間を要します。長時間の座位保持による腰背部の筋緊張に対しては、拇指揉捏を中心とした筋緊張緩和が目的の施術を行っています。腰背部の施術は、下肢異常感覚軽減に対して相乗的効果があることを自覚されており、本人は今後も継続的な全身マッサージを希望されています。現在は週1回訪問。

Hさん66歳(松山市在住・男性)
このような状態の患者様に

頸椎損傷のため、自律性体温調節機能の不調が続いています。4月から5月でも強めの暖房が必要でした。また、発汗による体温調節も不調のため、夏は熱中症に注意する必要がありました。原因不明の血圧上昇も稀に発生しています。筋肉の委縮による影響は「箸が使えない」などです。関節拘縮も同様に右側足関節が目立ちます。転倒回避のため、屋外での移動は数年前から車椅子となっています。全身の疼痛は、投薬によるコントロールがなければ、飲食行為にも支障をきたす程度のものがあります。腰椎後湾が顕著になっており、加齢変化と療養時の姿勢、使用する寝具にも原因があるものと考えています。傷病名は脊髄損傷・頚肩腕症候群など。重度身体障害者。

このような治療をしています

全身マッサージを行うなか、自律性体温調節機能不全に対処する目的で、罹患側と反対側の左側から全身按摩を施し、効果的な血流促進を図っています。加えて、筋力維持のために日常的に実施するセルフケアによる疲労軽減と拘縮予防を目的に、下肢関節を中心に、状態に応じた最大限の可動域維持の運動を行っています。血流改善と疼痛緩和には「定期的な按摩マッサージが良い」と本人からも評価を頂き、本人も継続的なマッサージ治療を希望されています。現在は週2回訪問。

Hさん86歳(松山市在住・女性)
このような状態の患者様に

軽度の脳梗塞後遺症があり、最近は全身の筋力低下が進行しています。また、腰部脊柱管狭窄症の手術をしましたが、左右の腰下肢の筋緊張と疼痛が残っており、ストレスのひとつとなっているようです。歩行については間欠性跛行が依然として存在し、大腿部の中盤以降に浮腫もみられます。一方、右側の頸肩腕の筋緊張と疼痛及び痺れは、頭部が右側に傾くようになってきており、そのせいで神経が圧迫されたことで以前よりも増悪しています。傷病名は脳梗塞後遺症・変形性膝関節症・腰椎症など。

このような治療をしています

主訴の治療を目的に全身マッサージをしています。左右の腰下肢の症状に対しては、腰部脊柱起立筋、ハムストリング、膝窩、前脛骨筋、腓骨筋、下腿三頭筋、足底の筋緊張を緩めるようにしています。また、下腿部の浮腫には、足部から鼠径リンパ節に向かって求心性の圧搾法及び強擦を施しています。右側の頸部から上肢に広がる症状の軽減としては、神経絞扼を改善する目的で肩関節の運動療法に加え、頸部の上部にある硬結、肩甲拳筋、菱形筋、三角筋に揉捏や圧迫等を時間かけ施術しています。全身の著しい筋委縮(筋力低下)には、正しい姿勢の仕方を指導しています。定期的な施術で筋緊張と疼痛が軽減するので、今後も治療に努めて参ります。現在は週1回訪問。

Iさん81歳(松山市在住・女性)
このような状態の患者様に

腰部脊柱管狭窄症、変形性膝関節症の各症状に加え、頸肩腕痛があります。間欠性跛行のため、杖なしでは、長時間歩くことができません。また、左側の肩、腰部、下腿に疼痛と冷え、筋緊張があります。さらに下腿部には浮腫があります。しかし、求心性の拇指圧迫や強擦法を行うことで、改善されます。腰部では、弱刺激でも、触れられると過敏な反応を示す時があります。マッサージをすることで、一時的に左側の頚、肩、腰部、下腿の筋緊張が緩和され、疼痛も軽減します。狭窄症や膝関節症のほか、慢性的な気管支喘息あり。視覚障害をもつ重度身体障害者。

このような治療をしています

左側の側頸部、肩上部、ハムストリングス、下腿三頭筋の筋緊張を緩和し、疼痛の軽減、知覚過敏を改善する目的で、全身に対するマッサージを行っています。特に症状の重たい左側の脊柱起立筋、ハムストリングスに対して、拇指揉捏、四指揉捏を入念に行っています。また、膝蓋骨の可動性を高めるために、膝蓋骨周囲に軽擦法、揉捏法、強擦法を行っています。加えて、関節拘縮を防止する目的で全身のマッサージに加え、膝、股関節に関連する運動療法を行っています。そして、筋萎縮(筋力低下)の進行を遅らせる目的で正しい姿勢やストレッチの仕方を指導しています。現在は週2回訪問。

Iさん84歳(松山市在住・男性)
このような状態の患者様に

交通事故からほぼ1年経過しました。現在も上肢の麻痺や萎縮が続いている状態です。住居の階段の昇り降りはかろうじてできる程度で、四肢の筋力低下が目立ちます。最近の食欲については比較的あるようで、安心できます。睡眠についても問題はありません。日光に当たって気分転換を図り、庭や自宅でもできる歩行訓練をするように提案しています。要介護2。傷病名は外傷性くも膜下出血後遺症・脳挫傷後遺症・頭蓋骨骨折後遺症など。右片麻痺あり。

このような治療をしています

右上肢の麻痺や委縮に伴う治療として、肩関節から上腕部・前腕部の圧迫や揉捏を入念に行うとともに、下肢についても積極的な運動療法を取り入れています。右手をかばって左手で食事をしているため、左腕の筋肉が緊張しており、左腕の治療にも気を配っています。また、左腰部脊柱起立筋に痛みや硬結があるため、圧迫や揉捏を行っています。下肢に関しても左右ともに、筋力低下や疲労感があり、圧迫などの施術を実践。今後は筋力低下や疲労感の軽減等を目的に、引き続き、全身マッサージを行ってゆきます。現在は週3回訪問。

Oさん75歳(松山市在住・女性)
このような状態の患者様に

左上肢・下肢の疼痛は続いており、下肢(特に左)に浮腫も見られます。室内は杖歩行で移動されており、リハビリの為、庭に出て動ける範囲で植物のお世話をされています。常に右側に重心がかかっている為、右肩が下がり左肩が上がって身体の全体のバランスが悪くなっています。マッサージを行うことで一時的に筋肉が緩み、下肢の疼痛も軽減されるようですが、血行障害や疼痛、痺れ、浮腫、右半身の疲労、全身の筋緊張は続いているようです。要介護1。傷病名は脳出血後遺症・腰椎圧迫骨折後遺症・腰椎症など。

このような治療をしています

主に脳内出血後遺症(左片麻痺)に伴う症状の改善と筋緊張の緩和、疼痛、浮腫の軽減を目的に全身のマッサージを行なっています。特に患側の上肢下肢の筋麻痺、筋萎縮に対して拇指揉捏、拇指圧迫、軽擦法を行い、全身の筋肉の緊張や硬結部に対しても同様に圧迫や揉捏を行いながら、筋肉を緩めています。また、筋萎縮による関節拘縮の進行を遅らせる目的で、上肢下肢の関節を中心に運動法を行っています。今後も継続してマッサージと運動法を行い、筋肉の状態を整え、萎縮、拘縮の進行を遅らせ、筋力維持・強化に努める必要があります。現在は週2回訪問。

Sさん88歳(松山市在住・女性)
このような状態の患者様に

週3回人工透析をしていて、全身に疲労感があります。胸椎の後弯が強くなっているほか、右側の膝関節に疼痛と運動制限があり、動作開始時には左右の膝関節の疼痛が増悪します。また、左右の足関節周囲に浮腫があり、伝い歩きで移動しています。他は、動作開始時に目まいを起こす時があり、体重も減少し、認知症もみられます。マッサージをすることで、一時的に全身の筋緊張が緩和され、疼痛や浮腫も軽減します。今後は全身のバランスも整えていく必要があります。要介護1。傷病名は長期透析合併症による骨関節障害・腰椎症・変形性膝関節症・肩関節周囲炎など。

このような治療をしています

左右腰部下肢の疼痛に対しては、腰部脊柱起立筋、腰方形筋、中臀筋、大臀筋、大腿二頭筋、下腿三頭筋に拇指揉捏、拇指圧迫を入念に行っています。また、足関節の浮腫に対しては、強擦法で治療。また、右側の膝関節の症状に対しては膝窩に強めの拇指揉捏、拇指圧迫をしています。左右の頸部、肩上部、肩甲間部の症状に対しては、僧帽筋、菱形筋、斜角筋に時間をかけています。関節拘縮を防止する目的で全身のマッサージに加え運動療法を行い、筋萎縮(筋力低下)の進行を遅らせる目的で正しい姿勢やストレッチの仕方を指導しています。現在は週2回訪問。

Sさん93歳(松山市在住・女性)
このような状態の患者様に

左右の腰下肢に筋緊張と疼痛が生じており、左右の下肢には冷えが認められ、左側の下腿部の浮腫は増悪傾向にあります。歩行については転倒に注意しながら、杖での移動が中心です。また、左側の頸部から肩上部、肩甲間部にも筋緊張や疼痛がみられます。全身の著しい筋萎縮(筋力低下)があり、1人で入浴することができません。入浴はデイ施設でお世話になっているようです。甲状腺の疾患のため、倦怠感もあり、最近は食欲の低下が目立ちます。食欲がないときは、かかりつけ医で処方された栄養飲料で栄養補給をしています。要支援2。傷病名は変形性膝関節症・腰椎圧迫骨折後遺症・腰椎症・頚肩腕症候群など。

このような治療をしています

全身マッサージを継続するなか、左右の腰下肢の症状に対しては、腰部脊柱起立筋、腰方形筋、中臀筋、梨状筋、膝窩、前脛骨筋、腓骨筋、下腿三頭筋の筋緊張を緩和し、血流の改善を目的とする施術をしています。また、特に左側の下腿部の浮腫を軽減するために、足部から鼠径リンパに向かって求心性の強擦法を行っています。さらに、特に左側の頚部、肩上部、肩甲間部の症状には、胸鎖乳突筋、僧帽筋、菱形筋などの筋緊張を緩めるように揉捏や圧迫等を入念にしています。関節拘縮には運動療法を積極的に行なっています。施術後は身体を動かし易くなるようなので、引き続き対症療法に努めていきたいと考えています。現在は週1回訪問。

Sさん94歳(松山市在住・女性)
このような状態の患者様に

腰部脊柱管狭窄症による右下肢の神経痛や異常感覚があり、右下肢はほとんど上がらない状態は続いています。腰部(特に右)の筋緊張や硬結、下肢の筋力低下、疼痛や浮腫、末梢血管血流障害があり、日常生活がお辛いようです。痛みの軽減などを目的に、脊柱管狭窄症や膝の手術も行いましたが、ストレスとなる痛みは改善できていません。そうしたなか、リハビリ(デイケア)と併せて訪問マッサージを継続しています。マッサージを受けた日は少し血流が改善され、足も軽く感じられるそうです。要支援1。傷病名は腰部脊柱管狭窄症・変形性膝関節症・変形性腰椎症など。

このような治療をしています

筋緊張、筋萎縮の緩和や疼痛、痺れの軽減を目的とした全身マッサージを行っています。特に広背筋、脊柱起立筋(腰部)、腰方形筋、臀部の緊張や硬結に対して、少し圧を強く入れながら拇指圧迫・揉捏を実践、さらに下肢(特に右)は筋力低下による筋萎縮が見られ、足部にかけて痺れや浮腫が強く、主に圧迫を中心に施術を行い、浮腫に対しては鼠径リンパ節に向かって拇指及び手掌での強擦法を実践しています。腰部から下肢の筋肉の緊張を緩和し疼痛・浮腫の軽減、血流の改善を図り、筋萎縮による関節拘縮の進行を遅らせるとともに筋力維持・強化に努め一日でも長く在宅での生活が続けられるように患者様に寄り添いながら無理のない範囲で進めて参ります。現在は週2回訪問。

Tさん89歳(伊予市在住・女性)
このような状態の患者様に

腰椎圧迫骨折をしており、その後遺症で左側の腰部に疼痛があり、寝返り時に増悪します。加えて慢性的な腰痛も悩みのひとつです。また、慢性的な関節リウマチから、左側の肘関節・手関節・足関節に疼痛が認められます。薬の服用で痛みを軽減している状況です。マッサージ訪問時には本人から、全身の倦怠感を主張されることが多くなりました。一方、体の状態を触察すると、全身(特に左側の頚部、腰下肢)に筋緊張、さらに鎖骨上窩と肩甲骨内縁に硬結があります。全身の筋力も著しく低下しています。要支援1。傷病名は変形性膝関節症・腰椎症・頚肩腕症候群など。網膜黄斑ジストロフィーの視覚障害者。

このような治療をしています

左頸肩背部及び肩甲骨内縁に対しては、胸鎖乳突筋、僧帽筋、斜角筋、背部脊柱起立筋に、拇指揉捏・圧迫、四指揉捏等を入念に行っています。右腰部の疼痛及び下肢に対しては、腰方形筋、中臀筋、梨状筋、前脛骨筋、腓骨筋、下腿三頭筋に拇指揉捏・圧迫、四指揉捏等を時間をかけ施術しています。今後も引き続き、関節拘縮を防止する目的の全身マッサージと運動療法を行い、筋委縮(筋力低下)の進行を遅らせる目的で正しい姿勢やストレッチの仕方を指導してゆきます。現在は週3回訪問。

Tさん69歳(松山市在住・女性)
このような状態の患者様に

かなり前に、関節リウマチと診断されたようです。本人が気になる症状としては、右手の小指と薬指のPIP関節やDIP関節が伸展しにくいことや、左足の前脛骨筋上部の痛さや不快感があること、立ちくらみがあることなどです。数年前に車止めにつまずいて左膝を強打して入院しました。それ以来、左膝関節は伸展した状態で固まりました。左の肘関節は、やや屈曲した状態が続いています。要支援2。重度身体障害者。傷病名は変形性膝関節症・関節リウマチ・腰椎症など。

このような治療をしています

左膝関節が伸展した状態のため、右下肢の筋肉に負担がかかって緊張しています。その緊張を緩めるために圧迫や揉捏をしています。左下肢に関しては、動かしていない筋肉もあるため、筋萎縮の防止や血流改善を目的に圧迫などを行います。特に左前脛骨筋については、症状が改善するように痛みのある部分を確認しながら施術をしています。右手に関しては、伸展しにくい指を中心に運動法をして、その他の関節に関しても、関節拘縮を防止する目的で、運動法を行っています。今後も引き続き、症状の改善等を目的に、上肢や下肢の筋緊張を取り除くなど、全身の治療を継続して参りたいと考えています。現在は週3回訪問。

Yさん92歳(伊予市在住・女性)
このような状態の患者様に

肩関節周囲、腰部から下肢に筋肉の緊張が見られ、筋萎縮(筋力低下)による関節拘縮が進行しています。腰背部痛や両下肢痛、両膝痛などが目立つなか、左膝関節の疼痛は続いており、下肢に力が入らないため、起居動作にふらつきがあります。さらに、腰部から下肢の筋緊張や膝関節の疼痛による歩行障害は続いています。全身の筋肉にも緊張が見られ、下肢の筋力低下が心配されます。要支援1。傷病名は変形性腰椎症・変形性膝関節症・頚肩腕症候群など。

このような治療をしています

各症状の改善と筋緊張の緩和、疼痛の軽減を目的に、全身マッサージと運動法を継続しています。具体的には僧帽筋、肩甲挙筋、三角筋、上腕二頭筋に柔らかく手掌揉捏、拇指揉捏を行うとともに、腰部から下肢(主に膝関節周囲)の緊張や硬結に対しても、ゆっくりと拇指揉捏を行っています。また、肩関節・膝関節を中心に関節の運動法も併せて行っています。施術後は一時的に全身の筋肉が緩み、膝関節の疼痛も少し軽減するようで、身体が軽く感じ動作も楽になるようです。今後は施術を継続することで、関節拘縮などの進行も遅らせます。現在は週1回訪問。